こんにちは団地暮らし30年のテンストと申します。
団地というワードをネットで調べてみると「廃墟・怖い・底辺・民度低い」といったような単語がたくさん出てきます。
確かに見た目もレトロな昭和感が出ていて汚いイメージが思い浮かびやすいです。
管理人
ただ、よくネットや漫画などで
「団地の人は犯罪を犯す・差別する」
「団地の子とは遊んじゃいけない」
という言葉を多用するので世間一般的に団地の住民全体が「危ない・危険」というイメージが頭をよぎってしまいます。
今回は団地暮らし30年の管理人が
「団地の住人は危険?」
「2018年現在、私の住んでいる団地の現状」
について詳しく書いてみました。
団地の住人は本当に「怖い・民度低い」?
まず、民度が低い・危険な人が多いと言われる理由のひとつに経済的なことが関係しています。団地に住む理由としては「家賃が安いので借りる」という人が大半だと思います。
なので経済的に余裕がないという人も必然と多く住むようになります。
ここでよく言われるのが
「低所得者が多いから犯罪が多い」
「親が子供をしつける余裕がない」
「団地以外の子がいじめられる」
確かにお金に余裕がある富裕層と比べると子供のしつけなどは違いが出てきそうです。
犯罪という点についても確かに貧困層と富裕層で考えた時には違いが出てくるかもしれません。
管理人の小学校時代の差別や付き合いなど
管理人の住んでいる地域の団地は割と大きい方で団地内に小学校や中学校などがあります。当然管理人も通っていました。
団地内の小学校・中学校なので9割以上の生徒が団地の住民になります。
学校では団地以外のマンションや一軒家に住んでいる生徒も通っていましたが、住んでいる場所で差別が行われているような事は管理人の周りでは1度もありませんでした。
というか、子供の頃に「あの子はマンション住んでいるからいじめよう・差別しよう」なんて考え事態が浮かびませんでした。
管理人
これがもし、
学校の生徒の割合が
「マンション住まい9割・団地住まい1割」
さらに周りの大人達が
「団地の子とは危ないから遊んじゃダメ」
というような環境だったらどうなっていたかわかりません。
いくら幼い子供と言えどグレていたかもしれません。
子供はかわいそう
いろんな意見があるとは思いますが管理人は、団地住まいだからといって子供が差別されるのは本当にかわいそうだと思います。
親の入れ知恵で子供たちがギクシャクするのは正直おかしいです。
親が子供に「団地の子は~」みたいな事を一切言わなければ子供たちだって、団地の子は危険だなんて考えは持たないと思います。
現在の日本ではこういった団地のイメージがネットや漫画などで過剰に流れていて実際の現状よりもかなり悪く伝えられています。
なので管理人が小学生だった18年前よりも現在の子どもたちの方がより差別を受けている可能性があるんじゃないかと思っています。
2018年現在の団地の様子
(スラム化・高齢化など)
管理人の住んでいる団地は正直言って以前とは様子が変わってきています。
まず大きな違いとしては団地全体で空室(空き部屋)がだいぶ目立つようになりました。
10年ちょっと前まではこの地域の団地も人気で、入居しようとしても空き部屋がないので抽選で入居者を決めていました。
その頃から比べるとたった10年ちょっとなのにえらい変わりようです。
管理人
入居者が減り、若者がいなくなったのと反対に、昔から長く住んでいた人が歳を取り、「団地全体が高齢化」になってきています。
このまま10年,20年と時間が経った時の団地の状況が心配です。だんだんと限界集落のような形に近づいている気がしてなりません。
まとめ:団地に住んでいるだけで差別は悲しい
今回団地についての記事を書いていて悲しさと悔しさがこみ上げてきたのが本音です。
お金がない・貧乏などの理由で、たまたま団地に住んだだけで悪いイメージを付けられるのはやっぱり心苦しいです。
管理人
さらに言えば、子どもたちは何も考えずにそこに住んでいるだけです。「団地に住んでいるから犯罪してもOK」なんて考えの子供はいないと思います。
管理人は住心地もよくレトロな雰囲気の団地が好きなので、これから少しでもイメージがよくなるよう期待したいです。
最近では団地が好きで「団地めぐり」をしているという人も増えているようなので、テレビや雑誌などでそういった特集を組んでくれると嬉しいです。
※生活環境や人により意見も様々だと思います。今回の記事では、管理人のような考えのヤツもいるんだ程度に思っていただけると幸いです。
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